人生は本当にゲームのようなものです。そして、そこには必ず浮き沈みがあります。
どんなにうまく行っているように見える人も、今、輝いて脚光を浴びている人も、それは一時的な姿に過ぎません。そのような人にも人生の巡りがあり、その中で試練を乗り越えてきていたり、または、これから迎えようとしていたりします。
逆に、今どん底にいる人。もうお先真っ暗で、何もかもがうまくいかないと厳しい状況にある人も、やがては必ず明るい光が差し込む時間の巡りに入るときが来ます。
人生の巡りは、まるで海の波のようです。上がっては下がり、巡っては返すを繰り返します。上がって調子の良さを感じる喜びのときもあれば、沈んでいくときの不快感や恐怖のときもあり、至極自然な現象なのです。
この波は、ほんの数日で変わることもあれば、数年、数十年と続く厳しい時を経験することもあるでしょう。
目指すべきは、そのどちらの波にも気を取られ過ぎず、ただの現象として受け入れること。喜びも失望も同じだけ歓迎するのです。とは言え、生身 of 身体で生きている以上、辛いものは辛いですし、怖いものは本当に怖いです。
上がる感覚というのは、外側に向けてエネルギーが「拡張」している状態だと言えます。そして、沈むときというのは、内側に深く入っていく「縮小」の状態です。
これは、心臓がポンプのように拍動し、全身に血液が巡らせて身体を機能させることと全く同じです。一時も止まることなく活動(拡張と縮小)を続けることで、私たちの生命は維持されています。
ただ、それではなぜ、私たちにとって「縮小」の時期は、どうしようもなく心がつらくなることが多いのでしょうか。
沈む感覚は、私たちの心に「生きづらさ」や「閉塞感」、「失望」を与えます。
「なぜ、こんなに頑張っているのに、人生が上向かないのか」と、まるで出口のない場所に押し込められたように、すべてが絶望的に思えてしまうのです。
「なぜ、こんなに頑張っているのに、人生が上向かないのか」と、まるで出口のない場所に押し込められたように、すべてが絶望的に思えてしまうのです。
そしてそんなときは決まって、視点が「過去」に向いています。過去の選択を振り返り、「あの時の選択が間違っていたから、今の自分はこんな現実を生きるしかない」と自分を責めてしまうかもしれません。
ところが、私たちが本質的に成長できるときというのは、必ずその波が沈んだと感じたときなのです。実は、この沈んだ場所にこそ「人生で本当に望むこと」が隠されています。だからこそ、私たちは真剣になってそれに向き合わざるを得なくなるのです。
ヴェーダ(インド)占星術の世界では、人生に訪れる重い苦しみや「義務感に縛られる時期」を, 土星の影響として捉えます。土星は私たちに厳しい現実を突きつけ、魂を成長させるための「試練の星」と言われています。また、人生の大きな運気の波(ダシャー)が切り替わるタイミングでは、それまで通用していた生き方が強制終了させられるような体験をすることもあります。
ですが、土星はただ試練を与えるだけではありません。この人生で本当に望むことや願いを確実に実現するために、私たちの成長を見守り、本物に磨き上げるための強い力を与えてくれるのです。
今日は私、人生に巡ってくる必然的な流れを、星の特徴からご紹介します。
天体の影響からやってくる「巡り」
ヴェーダ占星術では、私たちが生まれた瞬間の星の配置(ホロスコープ)だけでなく、「今、どの天体の影響を強く受けているか」ということを知ることができます。
人生の浮き沈みや、拡張と縮小を繰り返す生命のリズムは、まさにこれら天体のエネルギーが入れ替わることで起こります。代表的な天体がもたらす「巡り」の特徴を見ていきましょう。
土星(サターン)
先ほども触れた土星の時期は、人生におけるもっとも本格的な「縮小(内省)」のタイミングです。これは19年間続くとされています。
土星は、過去からの持ち越した課題、人生で本当に大切なことに向き合わされる時間を与えます。現実的なことにおける「責任」や「義務」、そして閉塞的な「制限」「忍耐」を感じる時です。さらに、これまで誤魔化してきた問題や、自分の弱さが浮き彫りになってくるでしょう。
それは、同時に自分自身では手に負えなくなるほど肥大した偽りを消滅させ、変容させるエネルギーです。ここで徹底的に内側へ深く向き合うからこそ、自分が本当に望む人生を築くための土台が磨かれていくのです。
水星(ブダ)
次に、厳しい土星の時期を乗り越えた先にやってくるのが、17年間続く水星の時期です。
これまでの閉塞感が嘘のように、開放的で何かを脱した気持ちが湧いてくるでしょう。知的好奇心が旺盛になり、学び、コミュニケーション、ビジネス、新しい人間関係などが活発になります。外側に向かって人生が軽やかに「拡張」していくのを感ずるようになります。
土星の時期は、暗闇の中で思うようにならない現実と向き合いながらも、そこで生きる意味の本質を見出すことができると、この水星の時期が巡ってくると、具体的に社会へと自らの中にわく、知性と知恵を使って社会へと表現できるようになります。
この天体の影響が切り替わることを「ダシャー・チドラ」と呼ぶのですが、土星から水星へ人生のエネルギーが変わると「重・遅・忍耐」というエネルギーが、「軽・速・知性」へと180度変わるので、自分でも驚くほど違いを経験できます。
また、人間関係も大きく変化したり、引っ越し、転職など本質的な価値観が激変し、望むか望まないかに関係なく、これまでのやり方が通用しなくなるでしょう。
呼吸のように繰り返される、星たちのバトンリレー
そして、この水星の軽やかな拡張期の後には、再び内省を促す「ケートゥ」の縮小期が訪れ、それを経てまた豊かさと愛が広がる「金星」、自己実現の「太陽」の拡張期へと、人生はどんどん巡っていきます。
私たちの人生は、このように星の巡りの影響を受け、死ぬまで何度も「拡張」と「縮小」を繰り返しながら、より豊かな人生を実現させ、成長させ続けているのです。
太陽と月がもたらす、日々の小さな生命リズム
ちなみに、惑星の他に、太陽と月からも影響を受けます。この巡りの時期は、自己表現と感情によりフォーカスした生命リズムを体験します。
私たちは数年単位の大きな波だけでなく、もっと短い周期の波(呼吸のような拡張と縮小)の中でも生きており、それが拡張する太陽であり、縮小する月の巡りです。
太陽は、自分の意志を外に向けて表す力です。リーダーシップを発揮したり、社会的な役割を果たしたりする「表舞台」の時期となります。そして、月は、感情や心に影響を及ぼすエネルギーを持っていますが、月の影響下では、感情が繊細になり、自分の心やプライベート、家庭に意識を向ける時期になります。
これら天体の影響は、まるでスマートフォンのOSがアップデートされるときのようなものです。一時的にシステムが停止するような現象が起きて、私たちは自分の中で何が起こっているのかと動揺しますが、この流れを恐れず、身を委ねていくことが大切です。
特に女性は、この巡りを自然と受け入れ、人生に取り込むことを得意としてきました。その柔軟さと、大いなる働きに対する信頼感が生きるためにはとても大切な力なのです。
このように、天体の影響による人生や心の浮き沈みは、私たちを苦しめるためにあるのではなく、あなたが生まれる前に、心からこの人生に望んだ願いや望みを叶えるために起こります。
「今は外に広がる時(木星や太陽)」
「今は内にこもって根を張る時(土星や月)」
「今は内にこもって根を張る時(土星や月)」
という、宇宙の完璧な呼吸の巡りがつかめるようになると、恐れることよりもその力を活かすにはどうすれば良いのかを選べるようになるのです。そして、過去の選択が自分の意志だけではなかったことにも気づけるようになると思います。それは必然に起こり、選ばれ、そしてあなたが幸せになるための選択だったのだと、やがて気づく日が訪れるでしょう。
今がつらいと感じているのなら・・・
ですからもし今、あなたが暗闇の中にいると感じ、先が全く見えないという状況に身を置いているなら、それは星の巡りがあなたを「次の拡張」へ向けて、最も純度の高い状態へと磨き上げている最中だということに気づいてください。
どの時期も、あなたの魂にとって必要不可欠なプロセスであり、あなたが幸せになるために、星の力が天空から注がれ、あなたの中に巡って、あなたの人生を助けているのです。
今、あなたはどの星の時間を歩んでいるでしょうか?
ぜひ、ご自分の星の巡りの影響を知って、より建設的で具体的な人生を生きるという選択を始めましょう。
ぜひ、ご自分の星の巡りの影響を知って、より建設的で具体的な人生を生きるという選択を始めましょう。
あなたが本気で、幸せになる決意をするだけで、その恩恵は無限に降り注がれます。
