「やりたい」と思いながらも、行動できない。
「準備は入念にしているけど、いざ実行しようとすると思考が停止してしまう」
「準備は入念にしているけど、いざ実行しようとすると思考が停止してしまう」
というように、思いに行動が伴わない状態ってありますよね。
これが繰り返されると、周囲からの信頼も薄れてきてしまいます。
ですから、さらに焦ってしまって、「このままではいけない」と、とにかく気合いを入れて頑張って行動しようとすると思います。
けれども、そこで無理矢理にでも行動できたとしても、その次まで気力が持たないため、また動けなくなって自分を責めてしまう・・・。
こんな状態での「行動できない」理由って、何か知っていましたか?
実は、これは脳が「サバイバルモード」になっているからなのです。
脳のフリーズは、あなたが守られている証拠
人間は強いストレスや不安、過去のトラウマの影響を受けると、脳の「扁桃体(へんとうたい)」という部分が過剰に刺激されます。
そのとき、頭の中は危険信号が発動しており、「身を守らなきゃ」というサバイバルモードになるのです。
このサバイバルモードというのは、生命が危機にさらされたときに「闘うか」「逃げるか」という選択を瞬時にするもの。
ですが、あまりにも恐怖やプレッシャーが増してくると、その判断さえできなくなって、完全にフリーズしてしまうのぜ。
この「フリーズ(凍結反応)」が、行動したいのに体が動けない、思考が停止してしまうという状態になる理由だったのです。
動物が、敵から襲われそうになると硬直して動けなくなる姿を見たことがあると思います。
これと同じように、「動く方が危険」と脳が判断すると、自分の意志の力だけで動くことは難しくなってしまうのです。
今日は、このサバイバルモードが実際に、私たちの日常の中で発動していることにもっと理解を深め、望む通りに行動が取れるようになるお話をしていきますね。
真面目で能力が高い人ほど、サバイバルモードに陥る
サバイバルモードの引き金は、「過剰な不安・恐怖・焦り」です。
私たちの中にある豊かな想像力が心や思考を刺激すると、どこまでも実態のない恐怖、パニック、強迫観念という幻影を広げてしまうのです。
「思考が停止して、行動ができない」とき、私たちは自分を「怠けている」「意志が弱い」と感じてしまいます。
そして、「自分はやっぱりダメなんだ」と自信を失ってしまいます。
けれども、知っていましたか?
サバイバルモードって、真面目で能力の高い人ほど陥りやすい現象なのです。
なぜなら、「良いものを作りたい」とか「高い理想」「良質な状態」を強く望むため、その反動として「うまくいかないかもしれない」という未来も人一倍リアルに想定してしまうからなのです。
底にある真面目さは過度な慎重さとなり、これが警戒心となって心身にブレーキをかけます。
心はガチガチに固くなり、その過剰なプレッシャーから思考が停止してしまうのです。
さらに、このストレス状態が限界を越えると、脳はエネルギーをこれ以上消費させないために、ブレーカーを落とすようにして行動を制御します。
こうなると「もう、何もしたくない。何も考えられない」という鬱状態になりますが、まさにこれこそが脳の「防御状態」なのです。
ですから、「怠けている」なんて誤解の誤解!
むしろ、人の何倍も想像力を働かせて、「良いものを創造したい」という強い思いがあるからこそ。
体は、あなたが抱えるプレッシャーの量が度を超えて、あなたを傷つけていると判断し、バランスを持たせるために一時的に機能を停止させていたのです。
そう考えると、あなたの体から、ちょっと「愛」を感じませんか?
「自分の意志」に迷いが多い人たち
私たちは幼い頃から「やる気がある人」「強い意志のある人」「自分の思いに関係なく動ける人」を目指すように教育されてきました。
あなたが何を感じ、何を思っていても、集団のために、規則や決まりのために、あるいは誰かの考えのために。
自分の意志に反してでも、それを行うことで評価されてきましたよね。
その逆に、自分の心や体の状態や思いは、「単なる自己主張であり、弱さだ」と教えられてきたのではないでしょうか。
これらの経験は、確かに過去の出来事ではありますが、大人になった今でも物事の判断をする際に混乱を招いてしまうのです。
特に大切なものを守ったり、選択したりする際に、「何を優先して選べばいいのかわからない!」となって、脳内はパニックを起こしています。
特に、親や目上の人から常に「正しさ」を強要されて育った人、養育者の心が不安定で気分屋だった環境で育った人などは、大人になっても「自分で判断する」ということが苦手になります。
自分の望みよりも、相手の望みを先に考えてしまったり、自分の意志で選択しなければならない場面になると、頭が真っ白になって「何が正解なのか」を必死に探してしまったり・・・。
このように、幼少期にありのままの自分の思いを尊重されにくかったことの影響が、大人になってから「心の危機感(サバイバルモード)」となって現れるようになってしまうのです。
女性のサバイバルモードは、夫婦関係に現れる
さらに、私たち女性のサバイバルモードは、深刻です。
幼い頃から、「男女平等」という理想を掲げられてきた中にあって、どこかで「女性であることは弱さだ」と感じることが多くありました。
女性が男性と並んで成績を挙げることはできても、基本的に社会は男性的な価値観(効率、成果、機能など)によって作られてきました。
私たちは、はじめから女性が持つ特有の波長やリズム、ペースとは全く違う中で生きることを教育されてきたのです。
ですから女性は、それらに肌や心で感じる違和感を、「最初からないもの」として封印して生きなければならなかったのですね。
つまり、社会の中で男性と同じように成果を出そうと張り詰めていること自体が、女性にとってははずっと「戦闘態勢(サバイバルモード)」のスイッチを押し続けているような状態なのです。
いかに男性寄りの思考に合わせていけるかが重要だったため、純粋無垢な娘時代には柔軟に対応しながらも、大人になってある程度生き方を覚えると、それまで抑えていた「本来の自分」という存在が「本当は、こうじゃないよ」と言って違和感を訴えるようになります。
するとそのサバイバルモードの歪みは、最も安心したい場所である「親密な夫婦関係」において、これまで抑圧していた女性性の爆発という形で現れ始めます。
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- 「夫が自分を尊重してくれない」
- 「自分の気持ちをわかってくれない」
- 「自分を蔑ろにする」
という怒りとなって、これまで抑えていた感情が溢れ出てくるようになるのです。
けれども、それでもどこかでは「自分の女性的な側面を封印しなければいけない」と固く信じていますから、そのように出てきた感情も、同時に強い罪悪感となって自分を苦しめます。
そして、自分の中に起こっている感情の綱引きと、満たされない焦燥感に耐えられなくなって、「夫との関係を終わらせよう」とする・・・。
これも実は、サバイバルモードが起こしている一つの現象なのです。
この時にこそ、自分に素直になって、夫に対して自分の弱さを出し、本来の自分を取り戻すために、「結婚」という親密な制度を利用すれば良いのです。
ですが、私たちは自分の中で起こる女性性の力を自らで恐れてしまい、どうしても隠そうとし続けてしまうのですね。
結婚とは、パートナーシップ以前に、「抑圧した自らの中にある、本来の美しい女性性を開花させるためにあるもの」。
私たち女性がこの結婚の概念を変えてしまうことができれば、パートナーと「闘うこと」よりも「癒しのためのもの」として捉え直すことができるようになります。
そうすれば、その中身は全く新しいものに変えることができるでしょう。
サバイバルモードを解除する3つの方法
これを知ることは大切ですね。そして是非とも、今から取り入れてほしいものです。
あなたが脳に「安心感」という呪文を教え直すことで、理性を司る「前頭葉」がこれを学ぶようになります。
そうすると、ガチガチに固まった緊張感でフリーズした心が、徐々に解凍され、春の雪解けのようにポタポタとあなたの本音を溶かして、自分に素直になることに喜びを取り戻すことができるようになります。
脳は「体」の一部です。体の変化を敏感に察知しますから、まずは物理的に緊張を解くアプローチがおすすめです。
1、第一チャクラを整える
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- 呼吸を深める
呼吸を制するものが人生を制すると言いますが、「生きること」は「息をすること」と同義語です。ですから、自分の呼吸が止まっていないか、心地よい呼吸をしているかを確認するだけでも、生き方が穏やかになり、自分の呼吸にあったリズムを感じられるようになります。 - グラウンディング(地に足をつける)
現代人は、とにかく自然のリズムを失い、頭でばかり考えて生きています。私たちの現実生活のバランスを整え司っているのは、体の一番の土台であり、ルーツチャクラと呼ばれる「第一チャクラ」です。大地という母とのつながりを意識し、自分のエネルギーを地球に下ろすことが大切です。足の裏からエネルギーが大地と一体になっている感覚に集中するだけで、深い安心感が得られますよ。
- 呼吸を深める
2、ハードルを「信じられないくらい」下げる
サバイバルモードの時は、緊張から沢山のことが一気に頭に押し寄せてパニックになっています。
「全部やろう」「完璧にやらなくちゃ」とエネルギーが硬直している緊張感を解くには、まず「たくさん」から「一つだけ」を大事にします。さらに、その「一つ」ができた自分をべた褒めてくださいね。
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- 1つやったらOK
たくさんのことを完璧にやらなくちゃ、と思っていることを細分化します。そして、そのうちの一つだけを丁寧にやると決めます。
例えば「あの人にも、この人にもメールを送らなきゃ」というプレッシャーは、「今日は、この人一人だけに丁寧に送る」と決め、あえて他の人には送らない、とするのです。
- 1つやったらOK
3、生活のリズムをスローモードに
「行動できない」もう一つの原因は、シンプルに「心も体も疲れているから」です。
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- 睡眠の質を重視する
サバイバルモードになるほど、私たちは深い眠りや安心感から遠ざかり、「寝たつもりでも体がダルかったり、いつも疲れている」という状態になりやすいです。そのためには、刺激のあるものを遠ざけ(スマホ、パソコン、テレビ、刺激の強い食事など)ましょう。 - 太陽のリズムに合わせる
生活のリズムを整えるには、お日さまと共に生きることです。太陽が昇ると共に目覚めて、陽が落ちたらリズムをスローにして、心と体が緊張しない環境に整えます。これがメンタルを整えるために、最も重要なことです。
- 睡眠の質を重視する
まずは今日、何か一つだけ「やってみたい」と感じたものを選んで、あなたの体を安心させてあげてくださいね。
がんばる左脳から、女性が生きやすい「右脳回帰」の時代へ
最後に、私たちのサバイバルモードは、主に左脳の活発化によって起こっているという話があります。
人間の脳には、右脳と左脳がありますが、左脳は「論理や社会的な役割(男性性)」を司り、大脳・右脳は「感性や本来の自分らしさ(女性性)」を司っています。
元々、人の脳は右脳という一つだけのものだったとも言われています。
それが、社会が複雑化すると共に、左脳の持つ機能が重要になって、右脳より左脳が優位になったと言われています。
けれども、本来人は右脳という感性で生きるようにできているとしたら、どれだけ私たちが無理をしてこの世界で生きているかが理解できますよね。
そして、これからの世界では人は「右脳回帰」していくとも言われています。
直感がさえ、感性の豊かさで世界を創造し、愛とつながりの重要性を当たり前とする世界になっていくのです。
その時、私たちの左脳の役割は、どうなるのか?というと、これがまさに今良くも悪くも私たちが「危機かもしれない」と焦っている「AIの機能」という捉え方もできます。
AIは本来、人間が作ったものですから、その働きは人間の心の反映がそのまま具現化します。
人間に恐怖があれば、恐怖に沿った機能として私たちを悩ませる可能性もありますが、もし、私たちが今から自分自身の心を最も大切なものとして扱い、この心からの豊かさを表現して生きるようになれたら、世界はどう変わると思いますか?
私はこの時、AIが左脳としての機能として私たちをこの現実世界で、心地よく生きるための機能として働くのではないかと期待しています。
何であれ、この世界は陰と陽とが一つとなって働いており、それは諸刃の刃です。
力をどう扱うのか。これと向き合い、力を賢く、良い目的のために使うという決意が大事になります。
同じように私たちという存在も、自らの力を深く理解し、正しく扱えるようになることが大切です。すでにそれは完璧に与えられていますから、後はこれに向き合おうとする、誠実さだけなのです。
